看護師が残業することのデメリット

これは身を持って経験している方も多いと思うので、もはや説明不要ですね。そもそも体力を必要とする看護師の仕事ですから、さらに残業で長時間労働をすることになれば体に大きな負担がかかります。体が限界を超えてしまったり、精神的ストレスが引き金になったりして体調を崩してしまう看護師は非常に多いのです。一度体を壊してしまうと体にクセがついてしまったり、仕事への恐怖心が芽生えてしまい、復帰するのには想像以上に時間が必要となってくるのです。
せっかく誇りをもってできる看護師の仕事ですから、できるだけ長く続けるためにも、基本的には残業なし・残業少ない転職先を選ぶべきでしょう。

女性らしさをアップさせる女性ホルモン、肌・髪の毛の成長・回復をコントロールする成長ホルモンなど、ホルモンは基本的に副交感神経が活発に働く夜間（睡眠中）に分泌されます。しかし、長時間労働によって筋肉の活動時間が増えたり寝不足が続くと副交感神経の働きが鈍くなり、ホルモンの分泌が抑制されます。成長ホルモン分泌が不足すると、髪の毛や肌のツヤがなくなり、薄毛になる場合もあります。女性ホルモン分泌が不足して、体毛が濃くなることもありますし、一番気をつけたいのは生理不順などへの影響がでることです。

ただでさえ看護師の仕事は勤務時間が不規則であるため、OLなど土日休みの仕事をしている友達と時間があわず、学生の時のように頻繁に会うことできなくなっていませんか？さらに残業が多いとなると、突然の残業が発生して予定をキャンセルするという可能性も出てくるでしょう。そうなると、もし友達が合コンにあなたを誘おうと思っても、なかなか安心して声をかけることができなくなってきます。残業が多い職場に長くいればいるほど、誘いの連絡も少なくなっていき、友達も少なくなってしまいます。

「友達をなくす」と同様ですが、残業が多い職場だと「出会いの機会」を逃してしまう可能性があります。たまに参加した出会いの場で素敵な男性がいたとしても、プライベートな時間を作ることができなければお互いの距離を縮めることは難しくなってきます。また、「各々の時間を大切にする」関係を求める男性が増えているとはいえ、あまりにも二人の時間が作れない女性であれば、男性の方から距離を置かれてしまうかもしれません。
看護師の女性は普通の仕事をしている女性と比べても、30代以降の未婚率が20％以上高いのです。理由として、もちろん経済的に自立しやすいからというのもあるのですが、「残業が多くて出会いのチャンスがない」というのが上位に挙がる事実も、転職先を選ぶ時には覚えておいた方がよいでしょう。

場合によってはよってはキャリアアップに影響を及ぼす可能性があります。残業が多すぎて、資格取得のための時間を確保できなかったりするからです。もちろん資格をとることだけがキャリアアップへの道ではありません。経験を積んで実力をつけることや、一生懸命仕事をしている姿勢を上司に見せることも大切でしょう。しかし、資格保有がもっともわかりやすい評価要素であることもまた事実。要はバランスということです。
看護師に聞くと、一度は資格取得を考えたこともあるが、現実的に勉強の時間が確保できなくてグダグダと終わったという看護師は非常に多いです。キャリアアップをしてさらなる仕事の楽しさを感じるためにも、残業なし・残業少なめの職場を選んでおくことをおすすめします。